経営学 その20「リーン・スタートアップ」
こんばんわ!
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
本日は
「リーン・スタートアップ」
についてお話できればと存じます。
最後までお付き合い頂けると幸いです
リーン・スタートアップとは
商品・サービスを 市場に投入するまでに
準備する資金と 時間を 最小化して起業すること
リーン= 直訳:贅肉がない = 無駄がない
スタートアップ= 起業
「無駄のない起業」
ってことになります
20世紀では、
長年を掛けて 念密に ビジネスプランを作り上げ、
このビジネスプランの為に 大きな資産をかき集め
漸く 起業する。
これが当たり前でした。
しかし、
このリーン・スタートアップの場合は
全てを最小化するということです。
100%の準備を目指さない。
必要最小限の準備で起業してしまう
必要最低限の商品を市場に投入し、
その後、改善改善を 繰り返していくという事です
パーキンソンの法則
第1法則
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
ざっくり解釈ですと
「時間を掛けると 無駄が増える」
と言うことです
何かをしようとした時に
様々側面からの情報収集を行い、
色々な情報を足していくと、
結局は周り回って、
贅肉の付いていない原案が
一番すっきりしていて、
シンプルで良かったりします。
様々な人の話を 聞くことは大切ですが、
聞くことによって迷いがでたり、
聞くことによって悩みが出たり、
聞くことによって決断が鈍るのであれば、
全く人の話は聞かないで、
自分が良いと思ったことを
実行に移す、
その方が シンプルでうまくいく という考え方です
「何故、リーン・スタートアップの考え方が重要に成ってきているのか?」
何があたるか分からない
不確実の高い時代に於いて、
起業前に資金と時間を掛けても、
成功の確率が上がらない。
今の時代はやってみないと分からないのです。
過去20世紀は 答えがあったのです
自分たちの先を走っていた アメリカやヨーロッパです。
アメリカが 基本的理想のビジネススタイルであり、
其れを真似して追っかけたのです。
アメリカとヨーロッパが お手本です。
あー 言う国になりましょう!
アメリカで流行った!!数十年後に日本で流行る!
大体分かるのです。
アメリカで車が流行った。
日本も車社会がいつか到来する。
車を作れば、いつか車が沢山売れる日が来る。
アメリカと同じように車社会になる。
これが分かっているのです。
出来るだけ 性能やデザイン等々時間をたっぷり掛けて、完璧な完成度の車を目指したのです。この自動車をどの様に販売するかの販売計画をじっくり完全完璧な計画を練り立ててから挑むことができたのです。もう売れるのは分かっているから。
答えが分かっているビジネスだったのです。
欧米と言う 答えがあったのです。
では 今はどうですか?
アメリカやヨーロッパが答えですか?
違ってしまいました もう 答えがないのです
不確実 人類で初めて 物が余る時代に入っているのです
物が足りない足りない 作れば売れる時代から
物が余っている 作っても売れない時代に変わっているのです
この物が余っている状態で、どうやって物を売れば良いのかなんて、答えがないのです。
答えが無いのですから、考えても仕方がないですよね?
故に
何があたるか分からない不確実の高い時代に於いて、起業前に資金と時間を掛けても、成功の確率が上がらない。今の時代はやってみないと分からないのです。
どれだけ時間を掛けてビジネスプランを作っても 実行してみないと 分からない時代なのです。入念に考えても答えが無いのですから、先ずは市場に出してしまうという考え方です。
「リーン・スタートアップで重要なこと」
① PDCAサイクルに成るべく 速く回す
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
② 実用最小限の商品をなるべく早く市場に投入する
100%の完全完璧な商品ではなく、顧客が求めている要望を満たす商品を作り出し、70%程度の完成度でも 兎に角速く市場に出してしまうのです。
③ 顧客からの反応を計測し、商品の改善に活かすこと
「リーン・スタートアップのメリット」
① 商品の市場投入までが速い
② 経営資源の投入優先順位が明確になること
③ 失敗してもの資金面でのリスクが小さくて済む
規模の経済から 速度の経済に 変わった事で
起業そのものの考え方 概念が変わってきている と言う話でした
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます
それではまた。